緑茶の動脈硬化への効能

緑茶が動脈硬化にいいという話を聞きますが、本当なのでしょうか。

そもそも動脈硬化とは、動脈の壁が硬くなっている状態です。なぜこのような状態になるかというと、それはコレステロールなどの脂質代謝異常が大きな原因だとされています。

血液中のコレステロールが多いと血管壁に取り込まれて蓄積されます。それが変化したり、まわりの組織とからみあって、動脈を硬化させてしまうわけです。

緑茶のビタミンCの動脈硬化への効能


緑茶はビタミンCを多く含む事で知られていますが、このビタミンCには脂肪の酸化を促進してコレステロールの排出を助ける効能があることで知られています。

さらに、ビタミンCは血管壁のコラーゲンを作るのに必要なので、ビタミンCが不足すると血管壁がもろくなると考える事が出来ます。

ビタミンCは不足しがちだと言われていますが、お茶を習慣的に飲んでいる人ならば、そこからかなりのビタミンCを日常的に摂っているということになるのです。

緑茶のタンニンの動脈硬化への効能


緑茶に多く含まれることで知られるタンニンも、コレステロールを下げる効果があります。

これはタンニンがコレステロールを排出物と一緒に出すのを助ける働きがあるからだと考えられています。


これらのことから、緑茶は動脈硬化に対して一定の効能があると考えられていますが、他の健康茶・薬草茶と同様、飲んですぐ病気が治るとか、劇的に健康になるといった性質の物ではないことは頭に入れておきましょう。もちろん、現在治療を考えている方はお茶に頼らずに必ず医師に相談してくださいね。

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