緑茶の消化吸収を抑える効能
緑茶を飲むと、緑茶に含まれるカテキンが腸にとどまって糖質を分解する消化酵素の働きを抑えます。つまり食事中に緑茶を飲むと、食べた物の消化吸収をある程度抑える効果があるというわけです。
緑茶の基礎代謝を上げる効能
緑茶にはさらに、基礎代謝量を増加される効果があると言われています。緑茶を飲むと交感神経を活発にするホルモンが増えて、体脂肪を燃焼させるというわけです。
例えば花王が行った実験では、カテキンを継続的に摂取すると内臓脂肪が減るという結果がでました。一日煎茶10杯分のカテキンを12週間摂取すると、およそ100キロカロリーの消費カロリー増加が見られたそうです。
緑茶のカフェインのダイエット効果
緑茶にカフェインが含まれている事はよく知られていますが、カフェインはその悪い面に注目が集まりがちで、ダイエット効果もあるということは忘れられがちです。
運動をすると糖質や脂質が燃やされますが、通常の有酸素運動が糖質3:脂質5で燃やすのに対し、カフェインを摂取すると糖質1:脂質3の割合の燃焼になるそうです。
さらに、通常の運動の場合、グリコーゲンが先に消費され、脂肪が使われるまでに時間がかかります。一説には、30分以上運動を続けないと脂肪は消費されないとされています。
緑茶に含まれるカフェインは、脂肪を燃やすサーモニゲンという物質を活発にして、脂肪を早くエネルギーとして使わせる効能があると言われます。
もちろんカフェインは摂取すると悪影響がありますので、飲み過ぎは禁物です。ただ、緑茶の場合テアニンというカフェインの悪影響を抑えるアミノ酸が含まれており、コーヒーなどと比べるとカフェインの副作用が出にくいと考えられています。
緑茶のダイエット効能まとめ
これらから、緑茶のダイエット効能をまとめると以下の三点が挙げられることになります。
- 緑茶に含まれるカテキンが消化器官での糖質の消化吸収を抑える
- 基礎代謝を上げてカロリーの燃焼を助ける
- カフェインが脂肪の消費を促進する
おいしく飲むだけでダイエットを助けてくれる緑茶の効能は、これからも注目を集める事だと思います。より多くの研究を期待します。
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