この二つのお茶がよく比較される理由は、見た目が似ている(マテ茶の元となるイェルバ・マテは緑色ですが、茶とは全く違う植物です) ことや、両者ともに抗酸化作用が高くて注目されていることなどが挙げられます。
この両者を比べてどちらが健康への効能が高いかはお茶愛好家の中で熱い議論になるトピックですが、実際の所どうなのでしょうか。
まず、マテ茶と緑茶の効能を比べてみましょう。
マテ茶の効能
- 抗酸化作用
- コレステロール値を正常に保つ働き
- 食欲抑制効果
- 頭を刺激する(眠気防止)
- 肝硬変の予防効果
- コーチゾンの生成を促す
- 神経を安定させる
- 老化防止効果
- 他のハーブの効果を助ける
- 利尿作用
緑茶の効能
- 抗酸化作用
- 免疫機能促進
- 虫歯の予防
- がんの予防
- 老化防止効果
- コレステロールを下げる効果
- 血圧を下げる効果
二つを比べると、抗酸化作用など共通するものもありますが、やはり違った健康効果があるということがわかってきます。
ですから、マテ茶と緑茶の効能がどっちが高いというよりは、二つは違うものだと考える方がいいのではないかと思います。
抗酸化作用ではこっちの方がいい、カフェインではこっちだ、というように一つの要素を出して比べる事は可能ですが、お茶はその部分だけを飲むものではなく、全体を飲むものですし、お茶本来の良さはやはり飲む楽しみにあると私は思っています。
なので、どちらの効能が高いというよりは、違うお茶として、違う状況によって楽しみ分けるのが一番の味わい方なのかなと思います。
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