そんなとうもろこし茶の効能の中でたまに言われるのが高血圧に効果的であるということです。
医学博士のポール・バーニー氏によると、とうもろこしに含まれるとうもろこし酸というものに利尿作用があり、中国の漢方ではとうもろこしのひげを使って、体液の循環を改善して浮腫・水腫・むくみなどの症状に処方されることがあるそうです。
氏によると、この体液の循環の改善が血圧を下げることにつながるということがあるそうです。どういうことかというと、むくみなどになっている場合、心臓はむくみで押されている血管に血を循環させるためにより強く圧をかけなくてはならないそうです。つまり、むくみが改善すればそれだけ心臓の負担が減って最終的に高血圧の改善につながり得るということです。
とうもろこし茶が高血圧に効くのは立証済み?
とうもろこし茶の高血圧への効能は理論的にはあり得ることだということなのですが、実はとうもろこし茶の医学的な効能について人体での臨床的な実験はなされていません。マウスの実験では、とうもろこしのひげの成分が血糖値を下げる事がわかっていますが、血糖値の高さからつながる肥満が高血圧につながるのはよく知られていることだとはいえ、この実験ではとうもろこしの成分が高血圧に効くことに証明にはなりません。